ふと後ろから肩を抱かれて、びっくりした。

――――けど、声で誰かわかったから。




「皇…」




いつもよりスタイリッシュなスーツ姿の皇に若干目を奪われつつも、



「あっ、成瀬さん彼氏さんいらっしゃったんですか?」




琴平さんとのことを解決せねばならなくて。




「…せっかく誘ってくださったのに…。
ごめんなさい、琴平さん」




私はそう謝ると、



「いえいえっ、噂をきかなかったので誘ってみただけなので。
こんなカッコイイ彼氏がいらっしゃるなら合コンは必要ないですよ!」




やっぱり琴平さんは愛想良く笑って言ってくださって。




「でも、琴平さんとはまたランチとか、お話したいと思ってるので、もしよかったらまた合コン以外で誘ってください」

「喜んで!じゃあお疲れさまでした」