「妃緒は、彼のために死ねるって思う?」
「もちろん。」
即答だった。

「でも私なら、『I Love you』を、あなたの為なら生き続けるって訳すかな。」
僕は妃緒の思考回路においてきぼりをくらった気がした。

「究極の愛って、その人のために死ぬことじゃないのかな?」
「じゃあ次のお話ね。
XYZ。」