「雫チャン?ちょっといい?」

画面に映ってたのは卓也クン。

「ぅ…ん?ちょっと待ってね…
今解除したから」


なんだろ…卓也クンが来るなんて。
ってか…なんで家知ってるの?
悦子にでも聞いたのかなぁ…。


ガチャ。

扉を開いた先に立っていたのは
卓也クンじゃなくて…


一平だった。



「えぇっ!?…卓也クンは…?」

何も言わずに部屋に入っていく。

「来ねぇけど?」



はっ…!?やられた…。

リビングのソファーに腰を下ろした
一平を見て、感じた。