昔からの仲間同士での
飲み会。

何も変わってなくて
ホッと安心した。


最近…飲んでなかったからか
お酒の回るスピードが
早くて驚いた。


「なぁ~お前 彼氏出来た?」

隣に座ってた
拓海に聞かれた。

「…そんなの 出来るわけないじゃん」


顔では笑ってても
心の中はズタズタだった。


「じゃあさ、また寄り戻さない?」
「…………」


私達は嫌いになって
別れた訳じゃなかった。

お互い進む道が違って
お互いが地方へ行くから…
って理由だったっけ。