俺様な狼!?


「美味い…」

「あ…ありがと…」


ホントに美味しそうに
食べてくれてなんだかホッとした。


食べ終えると
奴は私の膝の上に寝転がりはじめた。


「ねぇ……。
なんで、私にキスしたの?」


なんでこんな事聞いたのか
わからない。
何て言われたかったのか…
何を期待したのか…


「したくなったから」


へっ…?
予想外の返事に固まる。

からかっただけ。とかじゃないの?


「雫のキス、俺好きだよ」