俺様な狼!?


…………。

なんなのっ!?
イライラしながらキッチンで食事を作ってる。

あの後、アイツがあんな事言って…
思わず了解してしまったけど…



「雫…そんな色っぽい顔
誰にも見せんなよ」

「ほへっ…!?」

「俺だけの」

「……………」

「雫。何か作って。
もう限界」

「あ…ぅん。」




思い出すだけで恥ずかしくなる。

だって…
これって付き合ってる二人の
会話じゃないのっ?



有り得ない…。

冷蔵庫に残ってた野菜で
適当に作ってアイツの前に置いた。


「…どうぞ」


食べたら…帰ってよ…。