私の顎を持ち上げると 壊れ物を持ち上げるかのように ほっぺを包んで唇を重ねた。 奴の動作一つ一つに 敏感に反応する私の身体。 やだ…。 そんなに優しいキスしないでよ。 私…勘違いしちゃいそう…。 一度離された唇から 二人の息だけが聴こえる。 ソファーに横にされて また…唇を奪われた。 さっきのとは違って… 少し乱暴だけど甘いキス。 ……なんでこんなキスするの? そう思いながらも 唇を離せれない自分に 困惑していた。