「何か食いにいこうぜ」


………………。
お願いだから…ほっといて。
勝手に一人で行けばいいでしょ!?

昨日から…
なんで私を構うのよっ…
意味わかんない…。


ソファーに座って
お気に入りのクッションに
顔を埋める。


「勝手に行きなさいよ…」

ソファーが揺れたと思ったら
頭をポンポン叩かれる…。


「拗ねてるのか?」

もぅ…返事する気にもならない。
「雫?」

……早く帰ってよ。

「……………。」

なんであんたが黙るのよっ!!
勢いよく顔を上げたら

目に映った顔に
ドキッと心臓が跳び跳ねた。