付け回しで出来たちょっとの待機中に、アンナが話しかけてきた。
「エリちゃん最近すごい明るいよね。男?」
あけっぴろげにぶつけられた言葉に動揺を隠せなかった。
慌てて首を横に振って否定の意を示してみたが、
アンナはにやにや笑って続ける。
「またまた〜。なんか幸せそうだからうらやましいよ」
マネージャーから呼ばれたので、慌てて待機席のソファから立ち上がる。
「アンナちゃん、マジ違うからね? 誤解しないでね」
「はいはいごちそうさま」
いつもと様子が違うというのを指摘されるのはちょっと困ったが、
最近明るいとか幸せそうとか言われるのはイヤじゃなかった。
気分が良かったのでその日も明るい接客を続け、
アフターに誘われたので渋らずにつきあってみた。
アフターでのカラオケではつい片想いの歌ばかり唄ってしまい、
ここにアンナがいたら
「なんだエリちゃん片想いなのか」と笑われたに違いなかった。
客からチップを多めにもらったのをいいことに、
客と別れた後にホステスだけで久しぶりにホストクラブへ行った。
「エリちゃん最近すごい明るいよね。男?」
あけっぴろげにぶつけられた言葉に動揺を隠せなかった。
慌てて首を横に振って否定の意を示してみたが、
アンナはにやにや笑って続ける。
「またまた〜。なんか幸せそうだからうらやましいよ」
マネージャーから呼ばれたので、慌てて待機席のソファから立ち上がる。
「アンナちゃん、マジ違うからね? 誤解しないでね」
「はいはいごちそうさま」
いつもと様子が違うというのを指摘されるのはちょっと困ったが、
最近明るいとか幸せそうとか言われるのはイヤじゃなかった。
気分が良かったのでその日も明るい接客を続け、
アフターに誘われたので渋らずにつきあってみた。
アフターでのカラオケではつい片想いの歌ばかり唄ってしまい、
ここにアンナがいたら
「なんだエリちゃん片想いなのか」と笑われたに違いなかった。
客からチップを多めにもらったのをいいことに、
客と別れた後にホステスだけで久しぶりにホストクラブへ行った。
