美しいあの人

映像化については、あたしも交じってどうしたものかと話し合いをしてみたが、
脚本などにリライトされた際に
祐治本人が書いたのではないと言うのが発覚する恐れがゼロではないということで
危険をさけるべく断ることにした。
芙美子さんは残念がっていたが。
松井さんが勤務している出版社以外からの原稿依頼もないわけではなかったが、
専属契約を結んでいることにして断った。