「ありがとう。その時に興奮し過ぎて携帯壊しちゃったんだ。で…なんだけど、許して…許可して欲しいんだ。」

「……何……を?」

「小惑星“めぐみ”って名前にしたいんだ。それを許可して欲しいんだ。」

「……もう……ばか……。」

めぐみは寿晴にもたれた。

その時、めぐみは新山とトシの姿に気付いた。

「い、いつ…から?」

めぐみの言葉に、寿晴も振り返って、新山とトシを見た。