「何ひとつ…分からないでいて…。嫌だよ!!私は寿晴君がいて欲しくて…。寿晴君だけでいいの!!ホントは遠距離なんて嫌だった…。こうなっちゃうかもって…。寿晴君の夢の為ならって我慢しようと思ったけど…もう…我慢できない!!」

めぐみは、そう泣き叫ぶと寿晴の胸元に飛び込んで、寿晴の胸を叩きながら、ひたすらに泣いた。