「弥途?…と、雄都?」


その人は
なぜ私と雄都くんが
一緒にいるのか理解できないようだ。



「あ、蛍じゃん。
蛍とも久しぶりだなぁー」


そう言って雄都くんは嬉しそうに蛍を見るが
蛍はどこか腑に落ちないといった感じだった。



私は、昨日あったことを
一気に思い出して蛍の顔を見れず、目を逸らした。



「今、百瀬さんと話してたんだ。なんか高1ん時の話してて…―――」



と、雄都くんが
私の頭に手を置いたまま
話を続けると
蛍が話を遮った。