女〜幸せのカタチ

繭美は太ったわけではないのに、何となくふっくらして見えた。



優しい顔つき、お母さんの顔になっていたせいかな。



どこのブランドかわからない大きな布のバッグを持って、スニーカーを履いて繭美からは想像できなかったジーンズを履いて、アクセサリーさえもしていない。



髪は真っ黒なままで1本にまとめている。



それでも。



幸せそうに見えた。