呆れられたのだろうか……。
それにしても、そこまでため息吐くことないじゃないか!
見ろ、あたしの容姿を!!
こんな山ザル、誰が好き好んでチューなんかするんだよ!
……なんて言えず、輝はむくれ顔を秋津の肩で隠す。
「輝ちゃん、そゆこと早めに言って?じゃないと、俺自分を調節できない」
ぽすっと輝の頭に手の感触が伝わる。
温かくて大きな秋津の手。
優しく優しくそっと頭の輪郭をなぞるように撫でられる。
「……ごめん。嫌いになったか?あたしは、ウザい女か?」
秋津の手の動きがピタリと止まる。
代わりに、ぎゅーっと抱きしめられる。
「あ、秋津……?」
まだ氷河期が抜けきらない体を必死にワタワタと動かす。

