「じゃあ、どう呼べばいい?」
秋津はまだ納得していない顔つきだった。
「……輝でいい」
自分から言うと何だか照れくさかった。
「わかった。輝!」
秋津がニッコリ何のためらいもなく自分を呼ぶ。
「~っ//やっぱり元のままでいい!」
奈留美や他の友達に呼ばれても何も感じないのに、秋津が呼んだ途端輝の心臓が跳ねた。
「あれぇ~?さっきまでちゃん付け嫌だって言ってたのは誰かなぁ?」
秋津が意地悪な目つきで輝を見つめる。
完全におちょくられている。
「うっさい破廉恥!あたしがちゃん付けでいいって言ってんだから素直にそう呼べばいいんだよ!!」
輝が噛みつくように反論する。
「はいはい。もう、輝ちゃんはワガママなんだから」
ふふふっと秋津が笑う。
まるで、全てが計算されているかのように。

