乙女な彼氏には牙がある!?




「大丈夫じゃないから、許さない」


秋津はむくっと起き上がり、涙をうっすら溜めた瞳を輝に向ける。


「え?」


しょうがないなぁ、と笑って許してくれると思っていただけに、輝は豆鉄砲を食らった気分だった。


「許して欲しかったら、僕のお願い1つきいてよ」


秋津がいたずらっぽく輝を見つめる。


なんか、コイツキャラ変わってないか?


「別に、お前に許してもらわなくたって、あたしは平気だ」


秋津の豹変が気に障り、意地をはってみる。


「ふ~ん。でも、僕実は結構輝ちゃんに無視されたことショックだったんだけどな~?」


秋津はわざとらしく胸を押さえて悲しむマネをする。


「~っ!分かった分かった。1つだけだぞ!!」


嘘だと分かっていても、なぜか折れてしまう。


「やった!じゃ、キスしていい?」


秋津は満面の笑みで抱きついてくる。