乙女な彼氏には牙がある!?




「そりゃ、やっぱり思春期によくある精神的な病気……とか?」


一応、無い頭脳を絞って考えた答えを言ってみる。


「ぷ!あははははっ」


秋津が勢い良く吹き出した。


「んな?!何で笑うんだよ!」


真剣に考えたのに心外だ!


輝はむすーっと頬を膨らませた。


「ごめっ。いや、精神的病気………。うん、まぁ近いっちゃ近いかも。あはっ」


笑いを堪えるのに精一杯で、聞き取るのが少々難しかった。


でも………


「お前、原因分かんのか?!」


ゴンっ!!!


頭上で鈍い音が鳴る。


輝が顔を上げた弾みで、秋津の顎にクリーンヒットしたようだ……。


「~っ!」


秋津が顎を押さえてしゃがみ込む。


「悪い!…大丈夫か?」


不可抗力とは言え、悪いのは自分なので、素直に謝る。