「お前が謝ったら、あたしが謝った価値下がるだろ!」
秋津は、マヌケな顔して突っ立ってる。
「この輝様が謝ってんだから、お前は黙って謝られとけ!」
我ながら訳の分からないことを言っていると思った。
顔が熱い……。
自分でも顔が赤くなっていることが分かった。
「……うん。謝られとく」
声だけで、秋津が喜んでることが分かった。
「やっぱり僕、輝ちゃんが好きだ」
背中と頭にずしっと重みが加わる。
「なななっ!?てめっ!離れろ!!!」
輝はジタバタもがくが、秋津はビクともしない。
改めて秋津が男だと実感する。
「ねぇ、輝ちゃんは何で胸が痛くなると思う?」
「は?」
突然の質問に、輝はジタバタするのを止める。

