輝と奈留美がトイレから出てきたのは15分後。
「………なぁ、コレ本当に大丈夫か?」
堂々と出てきた奈留美に対して、輝はスカートの裾を引っ張りながらちょろっと出てきた。
「なぁに?もしかしてあたしの芸術作品にケチつける気?」
何のためらいもなく輝のことを芸術作品と言う奈留美。
しかし、確かに輝は芸術作品と呼ぶにふさわしい姿に大変身していた。
ショートだった髪をウィッグでふわふわロングに変え、顔も少々メイクをして見た目は15分前の面影を失っていた。
いつもはスパッツを履いてひざ下しか見せていなかったのが、輝の必死の抵抗虚しく、スカートからスラリと細い太ももが露わになっている。
セーターからちょっこり出ているスカートを必死で伸ばそうとしているが、なかなかうまくいかない……

