「ここよ」
「ここ!?」
近づけば近づくほどまさか、とは思ったがそのまさかだった。
現在2人が立っているのはこの地域では有名な金持ち学校の私立翔英(ショウエイ)学園の校門前だった。
「さぁ、行くわよ。これ着けて」
奈留美はあのデカい紙袋から紫苑学園の生徒会の腕章を投げてきた。
「何で?!」
「紫苑と翔英はもともと兄弟校で、お互いの生徒会がたまに意見交換し合うの。これだとバレないでしょ?」
奈留美は顔色一つ変えずにどこかに向かって迷わず進んでいる。
輝は後ろをびくびくしながら付いてきているが、確かに誰もこちらを気にしていない。
てか、どうやってコレ入手したんだよ!

