バチッ 座ったとたん、前に座る男と目が合った (うわっ!すっげぇべっぴんさん) いまどきこんな古臭い言葉を使う女子高生も輝ぐらいだろう だが、たしかに誰が見てもべっぴんさんだった 髪はくしゅっとふんわりウェーブ 朝日を浴びて明るい茶色の髪がキラキラしていた 目はクリッとして子犬を連想させる からはでかいくせに顔だけみると守ってあげたくなる女の子っぽい印象だった (べっぴんさんというより、かわいこちゃん?) なんて古臭ワードを使いつつ輝はヘッドホンから流れる音楽に意識を集中させた