乙女な彼氏には牙がある!?




「あん時のべっぴんさんだったのか……てことは、お前、女か!?」


おぉ、そうかそうかとスッキリ納得の輝。


いやぁ、弱ったなぁと照れる始末だ。


「何でそうなんの?!僕ちゃんと男だもん!下にだって―…」


「ピーッ!!それ以上はコードに引っかかるから止めろ!」

男は本気でだったらしい。


「じゃあ、どうしたら分かってくれる?」


「いや、もう充分分かったから。お腹いっぱいだから。」


輝はなんとか自分の意志を伝え、冷静になってみる。


そうだ。


こんな訳の分からんことになったが、今あたし男の人に告白されてんだ。


改めて実感して急に恥ずかしくなってきた。


「で、あたしはどうしたら…?」


初対面ではなかったとしても、やはり今すぐ答えは出せない。


「返事はいつでもいいよ。それに、今日だって仲良くなるきっかけを作りたかっただけだったし…」

「え?きっかけ作りに告白?!アメリカ発想だな…」


やはり、イケメンだとフレンドリーなのか?


またもや輝の独自定義登場だ。