乙女な彼氏には牙がある!?




は?


コイツ、今何つった?


「な、なんか言ってよ~」


うぅ~とデカい体を丸めてこちらを涙目で見つめる。


「ナニユエ?」


輝の筋肉脳はもう煙をもくもく立て始めている。


このイケメンと自分とどうやっても接点がつかない。


「もしかして、覚えてない…の?」


素直にこくんと頷くと、ウソでしょ…と地面にしなだれる。


「最近、電車の中で人助けした記憶は?」


人助け人助け…と温まった脳内をあさっていく。


なんとなぁくそんなことがあったようななかったような、なかったような…


「あった!あったよ、1ヵ月前!!」


「1ヵ月前?……っ!!」


そうだ、そういえば……