「で、お前はあたしが兄貴か拳のどちらかのことが好きだと思っちまったってわけ?」
こっくりと頭を下に下げたままでいると、どでかいため息が頭上で吐かれた。
「ばーか、ばかばかばかばかばかばか!」
何も言わないでいると、ばかの雨が降ってきた。
さすがに頭にきて、何か言い返そうと頭を上げると
「ほれ見ろ!」
目の前に山の中でタンクトップ姿の子供3人がこっちにでっかい笑顔でピースしてる写真を突きつけられた。
「これが兄貴、これがあたし。で、これが拳」
手にとって見てみると、確かに真ん中の子は輝ちゃんの面影がある。
「あたしらは親同士が仲良くてガキの頃からよく一緒に遊んでたんだ」

