「変態!?僕が?」
変態野郎は心外だとでも言わんばかりに眉を下げた。
そんな仕草もいちいち可愛い。
ちくしょう、女のあたしより女っぽいぜ。
「だって、電車の中であたしのことチラチラ見てくるとか、もう変態行為だろ」
しゅんとした姿に少したじろいだが、頑張って言った。
よし、やっと言えたぜ。
見たかコノヤロウ!
心の中でガッツポーズを作る輝。
「な!それはその…今から言おうとして…」
何やら暗闇でよく分からないが変態は少々顔を赤らめているらしい。
もじもじする変態。
うん、なんかイライラしてきた。
「男ならしゃっきり言わんかいっ!」
輝の中で何かがキレた。
「ごごごめんなさい!あのっあのっ、す、好きなんです。つき合って下さいっ!」
変態は言ってから、しまった!という顔をした。

