乙女な彼氏には牙がある!?




見つめ合うこと数十秒。


「……もういい。勝手にしろよ。秋津のばーか」


べっ、とあっかんべーをしてまたさっさと歩き出してしまった。


ほ―んと、輝ちゃんって子供だよなぁ。


「うん。ごめんね、輝ちゃん」


少し歩調を速めて輝ちゃんと並んだ。


「ふん。分かりゃいいんだよ」


って言う輝ちゃんだけど、このごめんが全部ひっくるめてのごめんって分かってんのかな……。


「なんだよ、にこにこして……。気持ち悪ぃな」


「うーん。憑き物が落ちたって感じ?もうどうでもいいなぁって」


「わっけ分かんね」


「ふふっ。とりあえず、僕は輝ちゃんが大好きだってことだよ」


「お前、いきなりなんだよ///」


輝ちゃんはスタスタと先に行ってしまった。