「秋津、ちょっと待て!お前いろいろ勘違いしてる」
「何、言い訳なら聞きたくないよ」
自分でもびっくりするほどの冷たい言葉。
でも今は、罪悪感なんてカケラもない。
「何でもいいからとりあえずうち来い!駅まで迎えに行くから」
「は?わけ分かんない。今は輝ちゃんの顔なんて見たくもないんだけど」
見たら絶対僕泣いちゃうじゃん。
「いいから来い!来なかったら絶交だ!!」
ブツッ
一方的に電話を切られてしまった。
なんだか、輝ちゃん逆ギレしてたよね。
てか、絶交って……。
ほとんど勢いなんだろうけど
「思考が子供なんたがら」
僕は立ち上がって歩き始める。
ムカついてるけど、それでも駅で僕を待っているであろう輝ちゃんを想像すると勝手に体が動いてしまう。

