乙女な彼氏には牙がある!?



「輝じゃね?」


「ンな、何輝ちゃんのこと呼び捨てしてんだよ!!」


「だって、俺上の名前知らねぇし。ちゃん付けとか俺の性格じゃねぇし」


ムカつくから一発殴った。


にしても、涼の言うとおりやっぱりあの子は輝ちゃんなのかな?


花束を渡してすぐに帰っちゃったけど、確かにスクリーンに映った姿は輝ちゃんみたいだった。


「いやいや、もしかしたらそっくりさんかも…」


「あんな山ザル2人もいたら危険だろ」


ボコッ


「いってぇ!殴ることないだろ~」


「輝ちゃんが僕との初デートをキャンセルしてまで見にくるって……」


「おーい、俺の話聞いてますか~?シカトしないでくださーい」


なんか涼が耳元で吠えてるけど全然耳に入ってこなかった。