「なんだよ、休みなんだからどこも人がいっぱいだろ」
「じゃあ、男がいっぱい」
「お前、やっぱりソッチの趣味が……」
女の子に対する態度と男に対するギャップがありすぎるからもしやとは思ってたけど…。
「んなもんねぇよ!!てか、お前俺のことそんな目で見てたのかよ」
まさにショボーンって言葉がぴったりなくらいしょげる涼。
そこまでしょげなくても……。
「冗談冗談」
あ、やば。
棒読みになってたかも。
「なんだ冗談か。ビビった~」
うん、涼が単細胞でほんと良かった。
「もうすぐ着くからな」
涼はまた前のウキウキを取り戻して足取り軽やかだ。
コイツがこんなに喜ぶ場所ってどんなとこなんだろ。

