乙女な彼氏には牙がある!?




「おっせぇぞ真秀!」


待ち合わせ時間ぴったりに駅前に着くと、すでに涼が待ちかまえていた。


「遅いって……。ぴったり着いたじゃん」


「ばっきゃろぅ!こういうのは5分前集合だろ。小学校ん時に先生に習わなかったのか?俺なんて楽しみすぎて30分前集合だぞ?」


そういう涼は実に楽しそうな顔をしてる。


「そんなに俺に会いたかったのか?気持ち悪いヤツめ」


「ちげーよ。今から行くとこが楽しみなんだよ!さ、行くぞ」


そう言い、涼は半分スキップしながら歩き出した。


僕はその後ろを渋々歩く。


このままはぐれても涼は気付かないだろうな、と本気で考えちゃった。


「で、どこに向かってんだ?」


「んー…、人がいっぱいなとこかな」


あくまで場所自体は教えてくれないみたい。