イヤイヤ、僕輝ちゃんの前では冷たくなったりしてないじゃん。
ははは、これは僕の類い希なる想像力によって生み出された妄想の産物だよね…。
うんうん、きっとそうだ!
よし、もう深く考えるのはよして寝ちゃえ寝ちゃえ。
明日のことでも考えながら寝るとしよう。
「……ダメだ、涼と明日遊ぶとか悪い夢でも見ちゃいそうだ」
少々吐き気をもよおしたから、輝ちゃんのことを考えることにした。
輝ちゃんは、僕の王子様で、でもお姫様で。
普段は男前だけど、女の子らしいとこもたくさんあって……。
考え出したら自分の顔がニヤついていくのが分かった。
幸せな気持ちが心の中を満たしていく。
しばらくすると、だんだん意識が遠のいていくのが分かって、僕はそれに抗うことなく深い深い眠りについた。

