「あげはっ!あげはってば!」
あげは「…………ん―?」
あたしは寝起きでダルい体を起こしながら叩いた相手を見る。
あげは「何?…夏樹。」
目の前に居るのは間違いなく夏樹なんだけどいつもと明らかに様子が違う。
真ん丸な目は限界に開かれていて、
綺麗に整った眉をピクピク動かし、
男の子にしては小さなおちょぼ口をパクパクしている。
そんな夏樹を〝ぽーっ〟っと見ながら聞く話は右耳から入ってきて左耳から抜けていく。
話し終わって確認を取ってこられ慌てて動き出した脳みそで復唱してみる。
あげは「え?」
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