「じゃ、またな。」


もう来ないで。
あたしはあんたなんかに会いたくないの。


そんな心の声もコイツには届く事もなく。


「ぉい、『いってらっしゃいませ、ご主人様』は?」


何コイツ…。

またニヤリと気持ち悪い笑みを浮かべる。


このカフェではそう言うと決まってるとはいえ、何でこんな最低な奴に…。










あげは「もう帰ってくんなよ。」

「ぅわー、サービス精神なっ!」

黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ。


耳を塞いで目をギュッと瞑ったらもぅ微塵も光りが入ってこなかった。












気付くとアイツは居なくなっていた。