美男不良☆paradise【完】



あたしがドアの前で立ち尽くしていると後ろで扉の開く音がしたので振り返ると、




白蓮だった。






げ、気まず……。


それが顔に出ていたのか、白蓮はチラッとこっちを見てから顔を逸らした。


明らかに逸らされるといくらあたしでもちょっとイラッとするわけよ。


………んで、どんな反応するか試すことにしました。




あげは「ぷ〜。」

とか言いながら、がっつり避ける。








……我ながら恥ずい。


何してんだろ、あたし。


敵なのに、喋らなくて当たり前なのに、





何でこんなに寂しいんだろう。


何でこんなに構ってほしいんだろう。