慌てて追いかけて来た桜華の皆は浮かない顔をしていた。
あげは「どーしたの?」
わざと陽気に言ってみた。
だって分かってるから。
あたしのせいで不安にさせてゴメンね。
それと、
明るく言ってないと壊れちゃいそうだったから。
稜「やっぱ心配だから俺らも絶怯行くよ。」
ほら、きた。
あげは「大丈夫だよっ?」
一人は慣れてるからね…。
大和「行くっつったら行くんだよっ!」
あげは「はぃ……。」
大和……凛々しいっス。
この状況じゃなかったら、絶対君の回りにバラとキラキラと書かれるよ。
それから、めちゃ乙女な曲かかるよ、絶対。
映画ならね。

