美男不良☆paradise【完】







周りのちゃんと恋をしてる女の子達が羨ましかった。


虐められて好きな人どころか友達も出来なかったあたしにとっては、告白されるなんて夢のようだった。


クリスマスやバレンタインの度に恋って良いなって思ってた。




…普通の恋なんて出来るわけないのに。


天下の総長が何言ってんだよってカンジだよね…アホらし。








だけどね、嬉しかった。


でも、同時にどうして良いかも分からなかった。




一斉に五人にも告白なんてされたこともないし

ましてや五人とも大切な人達で。




笑い飛ばしたって全部チャラになるわけないのに。




頭では分かってたのにどうすることも出来ない自分が情けなかった。