海雨は
とにかくフレンドリーだから
気を遣わなくていいのかも…
「ってゆうか、美羽は
彼氏とかいないの?」
「……」
彼氏、と聞いて
横切るのは
あの切なさそうなあの顔…
私のせいで、
苦しめた。
そんな顔。
あの人は、
私と出会ってなかったら
もっと幸せになれたのかな、
とか
あんな顔させなくて
すんだのかな、とか
でもやっぱり
あんな顔をさせたのは
間違えなく私で…
「______美羽?」
海雨の声で
ハっと我にかえる。
考え込んでしまったらしい…
「で、彼氏は??」
「…いない、よ」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…