「未開封のまま捨てるのはさすがに無理だからせめて俺の代わりに読んで」
紙袋以外にもまだあるのか、
スクバをあさりながら高倉くんが言う。
「そんなの……
高倉くんのことが好きで
一生懸命頑張って勇気だした子の
気持ち踏みにじることになるじゃん。
本気で…高倉くんのこと好きなのに。
かわいそうだよ。」
「…さすが咲井有希。模範回答。」
笑ながら私を見る高倉くん。
「はぁ…?」
「けどさ、
そいつらが本気じゃなかったら?
本気かどうかおまえにわかんの?」
「………わかんない、けど」
「俺のこと好きとかいうやつ、
どうせ俺の表面しか見てねぇし。」
真剣な眼差し。
一瞬見えた寂しそうな顔。

