極甘☆2人だけの保健室



「なんで……」

私がそう呟いたと同時に、高倉くんが救急箱を持って戻ってきた。


「なんで…って、なにが?」

救急箱をあさりながら、
高倉くんはこちらを向く。

1番知りたいことから…

「なんで高倉くんがいるの。」

うわっ…

ちょっと怒ってるみたいな言い方になっちゃったかな…

美優をかばって怪我したのニ回目だったから…何かの縁かな…とか思ったり…色々と頭をよぎったから…。

……ん…?

縁…?

………≒運命?


「なんで俺がいるか…。中庭で倒れたとき、俺がたまたま近くにいたから…ただそれだけじゃね?」

…だよね。

それだけそれだけ。

高倉くんに運命なんか信じないとか言っときながら、なに期待してんの…。

運命とかじゃないのに、好意だったわけでもなかった…し。


…ただ近くにいただけ。