「高倉…くん…?」
私はベッドにいて、その隣に高倉くんが椅子に座って私を見下ろしていた。
「おぅ。ここ保健室だけど、中庭で倒れたの覚えてるか?」
「あ……うん。」
私、美優をかばったつもりが、自分が怪我したんだよね……馬鹿だぁ。
「記憶はあるんだな…
どこか痛いとこあるか?」
「少しおでこが…」
「了解。ちょっと待ってろ」
高倉くんは、閉まったカーテンをシャッと開けると、カーテンの外にでて、救急箱を持って来た。
なんで、
高倉くんがいるのかな…
なんで、
美優の姿が見当たらないのかな…
なんで、
保健室には私達だけなのかな…
…たくさん知りたいことがある。

