「「きゃーーっ!!!」」
クラス中の女子の声が重なる。
と、同時に皆川くん以外の寝てた人も顔をあげ、クラス全員が…
なぜか私は皆川くんに抱きつかれてて…その状況を驚いて見ていた。
「皆川くん…離してっ…!」
うわー!
みんなが…っ!
なにやってんの、皆川くん!
「……んー…」
「みーなーがーわーっ!」
数学の先生が右手に持った教科書で、すぱーんと皆川くんの頭を叩いた。
「っ…いってえっ!」
それと同時に、男子からは冷やかしのような冗談が。女子からは無言の圧力が。
がばっと、皆川くんが私から離れると、叩かれた頭を左手でおさえた。
「大丈夫か?咲井。」
「は、はい…」
「皆川。放課後職員室こいよ」
「あぁ…はーい。」
皆川くんは状況判断ができていないのか、どこまで進んだ?とか聞いてきた。
…そんなこんなで、
数学は終了。

