「おっ!有希じゃーん」
美優がなにか言いかけとき、後ろから声と共に、ポンと肩を叩かれた。
「あ、絢香っ!」
絢香は男子二人に挟まれて、歩いてきたようだけど…絢香はいたってフツー。
まぁ絢香モテるから…
驚くことでもないけどね。
「…今日さ合コンやんない?」
「えっ、合コン?」
「そーそー。ちょうど彼氏募集中の私にはちょうどいーし、付き合って?」
「合コン…ですか…」
合コンなんて私なんかが行ったら…超迷惑だよっ!ぜひとも断りたいっ!(汗)
そこで絢香の隣の男子が、「合コンやめようぜ、やっぱ。」と絢香に言った。
絢香は一瞬驚いたあと、男子にむかって「は?あんた馬鹿?!」とコソッと言う。
「だって、おまえさ、もう彼氏いるんだから合コンなんてする意味…」
と大きい声で男子が言いかけた瞬間、バコっとその男子のお腹に、絢香が思いっきり肘打ちした…。
「あぁもう作戦台無しっ!バカッ!…有希…悪いけど…合コンのことは忘れて?」
「あ、あぁ。わかった。」
「じゃあねっ!」と言い残し、絢香はさっさと教室へ退散して行った。
「嵐のように去ってったね…」と、残った私たち二人でしみじみと言った。

