極甘☆2人だけの保健室



「…もう、いいの。」

私は頬につたった涙を拭き取り、美優に無理やり笑顔を作って見せた。


「?」

「いつか絶対私いじめられそうだし…ここはやっぱ、私らしく平凡がいいし。」

「でも、高倉くんと仲良くしてる女子ならこの学年に他にもいるじゃんっ」


他にもいるなら、
私に限っていじめられない、って?

だけど、
逆を返せば、
私の代わりはたくさんいる。


「だからこそ、もう関わらない。」

「……そっかぁー…」


そう。

これでよかったんだ。


だって、
会ったのは昨日なんだから。

今なら無かったことにできる。


無かったことにすれば…
この意味不明の感情も消えるはず。