極甘☆2人だけの保健室



だけど。

やっぱりこれはドラマじゃない。

ドラマだったら…ヒロインの女の子を、ヒーローが懸命に追っかけるんだ。


ドラマなんかじゃない。

そううまくいかないんだ。

走ったって、
走ったって、
高倉くんは追ってこない。


そう、
それが現実じゃん。

走る意味なんか無いじゃん。


私の走る速度は徐々に遅くなり、床にペタンと座り込んだ。


誰もいない廊下だと思ってたのに。

目の前には美優がいた。


「どう、して…?」


「有希こそどうしたの?
なんかあった?」