極甘☆2人だけの保健室


すると、高倉くんは自分の外靴に履き替えて、なかなか傘を渡さない。

「もちろん、俺つきだけどな」

「俺つき…?」

高倉くんがスタスタと歩いて、玄関のドアを開けるから、私は着いていった。

「俺も傘入るけど。」

そう言うと高倉くんの口角が上がる。

傘貸してもらえるわけだし、
しょーがないよね。

「わかった、ありがとね。」

「お、おぅ…やけに素直だな。」

「うん…?」

高倉くんが傘を広げたから、
私もその中に一緒に入った。

「…って!えぇぇえっ!??」

「なんだよっ?」

「こ、これって…相合傘じゃん!」

「だからやけに素直だな、っつったんだよ。気づくの遅ぇーよ。」

「なら私一人で帰…「約束破るんだ?」

「約束なんか、してないから…さすがに相合傘はちょっと……」

「拒否権ないから。女子が一人で濡れて帰ってるの無視なんかできねぇし。」