「い、痛い痛いの飛んでいけぇー!;;
 ごめんなごめんなごめんな;;」




何度も謝りながら朝日は自分のポケットから
飴を取り出して私に渡したり、
変な顔をつくって私を笑わそうとしてきた。




「うぅ…うえぇ…………あ、あははは
 あははははははは!」




あまりにおかしい朝日の変顔に、おどおどした
その姿に。





痛みも忘れて、いつのまにか
私は大笑いをしていた。




「ふぅ;;
 よかった。ほんとにごめんな;;」





やっと変顔をやめた朝日はまだ申し訳なさそうに
私の頭をなでながら謝る。





「もういいよ!
 だってお兄ちゃんおもしろかったし。」




私はまだ笑いそうな余韻を残しながらも
朝日に自分は大丈夫。安心して。