ドンっ!!!!




隣の家の扉からだれかが走って出てきたみたいだ。
突然だったからよけることができなかった私。




「いったぁ…。う…うぅ…うえええええええええん
 うええええええええん。」





これが私と朝日との出会い。



小さい頃の私は泣き虫だった。




少しのことでもすぐに泣いた。





そんな私に





「いってぇ…。」





「うえええええええん うええええええん。
 うぇぇぇぇん。」





「えっ;;
 ごっごっごめんな;;
 大丈夫か?どこか怪我したのか?」





ぶつかった私がずっと泣き続けていたせいか
朝日はおろおろしながら私の頭をなでた。