───今日も僕1人だけを月明かりが照らす





僕は君の事を思い出すと、どうしても月を見上げてしまう。

そして、月を見上げると君との思い出が鮮明に蘇ってくる。





あれは幼稚園の頃だった。

「あたし知くんと結婚する!」

「僕もあかりちゃんと結婚する!」

君と僕は幼なじみで小さいながらにも愛を誓いあった。

今、考えるとこの頃が1番幸せだったのかもしれない。

あんなにお互いに想い合ってたはずなのに…

なんで君にこの想いを伝える事が出来なかったんだろう。

僕の心の中にはいつも君しかいなかったのに───