「違う、逆」



そう言われ、座りなおしたあたし。



“ギュッ”


「どうした?さっき泣きそうだった」



さすが、陽クン。



「だって、部屋…汚いンだもん」




そう言って



陽クンの胸に顔をしずめたら



そんなことかよ



って言って笑った。